オーディオ用インシュレーターです。
スピーカーやその他オーディオ機器と台との間に挟む物です。
(入れ物は違います。すみません)
これをスピーカー(B&W805S)の前側に使おうと思います。
なぜ前側だけかというと、以前のテストした時に前を斜めに上げた方が音が好ましいと判断したからです。
そこで前だけに背の高いコーン型を着けようという訳です。
基本的には前後同じインシュレーターを使って、スピーカーは水平にするのが基本だと購入したお店の方は言っていました。でもケースバイケースなので、斜めの方が好ましいようならその為の組み合わせを考えましょうという話になりました。
スピーカーの前側を支える円錐形のICPコーンスパイクというもの。
初めは黒い塊かと思っていたんですが、先端をよく見ると材質が違うみたいです。表面だけなのか中までなのかは分かりませんが先端は硬そう。
この尖った方を下向きに使うのが普通です。
黒い部分もゴムのように見えますけど、叩くとカツカツ。
この黒い部分は『ICPコンポジット』と云って熱可塑性エンジニアリングエストラマーを採用した硬質素材と軟質素材の複合素材だそうで、全く何のことだか分かりません。
固有の共振周波数を持たない振動制御素材で、ハード系マテリアルに属するのだそうです。
このコーンは先端を下向き▼に取り付けます。
スピーカーと接する面は平面精度を上げるのと高さを揃える為でしょう、成型した後に削っているようです‥でも削った円の中心が、なんかズレてるよ。
4個一組で一台分なんですが、前側にしか使わないので4個で2台分使えます。これは経済的♪
スピーカーの底。元の状態。
付属の足が取り付けてありますが、接着なので簡単に取れます。
前をICPコーンスパイクに交換。
両面テープで接着しました。固有音が出ないように紙ベースの両面テープにしました←影響無いかもですが(^^;
後ろ足は前上がりの角度がつけば浮き上がる予定なので転倒防止用にそのままにしました。
二台とも作業完了。
次はスピーカーの後ろ側を支えるハイブリッドダンピングパッド。
こちらはまた材質が違って『IDSコンポジット』というソフト系マテリアルで出来ています。
これには2種類あって、色がブルーの「マテリアルA」と、色が黒い「マテリアルC+Tハイブリッド」というのがあります。
この色が黒い方が高性能なのか、巷の評判も黒い方がいいようです。
その「マテリアルC+Tハイブリッドダンピングパッド」というのを買いました。
厚さは僅か1mmです。片面は接着できるようになってました。
「カッターで簡単に切れます」との説明でしたが、意外に硬く何度も刃を通さなければ切れません。
このポリマー?素材はゴムとアクリルの間の硬さといった感じです。
ラックの天板に貼り付けました。
奥の面積の大きい方がスピーカーの後ろ側を支えます。
前側にも小さくカットして使いました。前後のダンピング効果を合わせる為もあり、滑り止めでもあり、ラック天板の傷防止でもあります。
設置完了。
ICPコーンスパイクのアップ。
下には小さくカットしたマテリアルC+Tハイブリッドダンピングパッド。
前から後側ろを覗くとこんな感じ。
スピーカーの後ろ側はラウンドしてるので、中央の一点で支えています。
後ろ側に残した小さな左右の樹脂足は浮いていて、地震の時には転倒防止で役立ちそうです。
図にするとで見るとこんな感じになっています。
赤い部分がハイブリッドダンピングパッド。
前が上がってツィーターがリスニングポイントから見てほぼ直線上になりました。
これならスピーカーの取説に書いてあった上下5度以内をクリアしてそうです。
お店のアドバイスでは設置直後はまだ本来の音じゃないそうです。
インシュレーターはスピーカーの自重で3日くらいしないと安定しないとか。
車で言えばタイヤを交換した直後のならし運転みたいなものでしょう。スピーカー買った直後は新車時のならしと同じ。インシュレーターならタイヤと同じという訳ですね。