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NEC M-1000

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NECがHiFiコンポーネントオーディオを作っていたということをどれだけの人が知っているでしょうか。
写真はNECのM-1000というアンプで、基本的にはパワーアンプですがライン入力の切替やボリュームもあるのでプリメインアンプとして機能します。音のコントロールはイラネ~という方にはピッタリ。余計な回路を通らない分音がピュアということです。
これはステレオアンプなのでフロントの左右のスピーカーをドライブさせてます。
こちらもトリオL-05Mほど古くはないですが現役で頑張ってます。

NECにはA-10という一部のマニアをうならせた‥かもしれないプリメインアンプがあり、M-1000はそのパワーアンプ部を独立させたようなものです。
いち早くドルビーサラウンドのマルチチャンネルに取り組んだNECがサラウンドプロセッサー(サラウンド専用の)アンプを発売。そのプロセッサープリアンプに組み合わせる為に開発されたパワーアンプがM-1000だったと記憶してます。
NECって当時オーディオの中でも独自の回路構成など斬新な考え方を持っていたんですよね。
秋葉原が家電と照明とオーディオの町だった頃の話です。
オーディオもパーツ屋さんがあって、アンプも管球式だと自作する人がいましたし、スピーカーなど自作する人も多かった。
僕も自分でスピーカーだけは作りました。部屋の中が木工工場と化して、手にはエポキシ接着剤の残骸やハンダの火傷を負いながら苦労しましたがちょっとした自信作。今は無いです。実家にいた頃の話。巨大すぎて友人にあげちゃいました。その時はトラックを借りて運ぶ為に数人連れてきたという一人では動かすことができない重量だったんですね。
今のPCと同じで製品を買う人、自作する人がいた訳です。
今でも自作派の方はいると思いますがパーツを販売する店が減ってしまいました。

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2006年1月28日 19:49に投稿されたエントリーのページです。

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