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MDR-CD900STというヘッドホンを買いました

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お店で30種類くらいのヘッドホンを試聴してこれに決めました。
ソニーのMDR-CD900ST
音響関係の制作現場で使われる業務用のヘッドホンで1988年に登場した長寿製品だそうです。
(別にノイズキャンセリングできる音楽鑑賞としてBOSEのクワイアットコンフォート2があるので、MDR-CD900STはモニター用ヘッドホンとして選びました)
決め手は分解能。とにかく濁りなくキレ良くというので選びました。

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プロ用のスタジオモニターなので音楽を楽しむものじゃないそうです。
家に帰って落ち着いて聴いて納得しました。
音は非常に明快ですが、音楽にとっては「非情」です。まるで録音や演奏のあら探しをしてるような‥。
解析?分析?するためのヘッドホンという印象。
それに音の情報が全部耳に飛び込んできて疲れます。長時間は辛そう。
気合い入れて集中して聴くぞって時に最適かも。
この歌手はどう歌っているんだとか、どのように楽器を演奏しるのかが解る(僕の場合、音楽のことは解っていないので判ったような気にさせてくれる)というのは魅力です。

箱は何の印刷もない汎用ぽい白いボール紙箱にバーコードの品番のシールだけ。
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中にビニール袋に入ってセロテープで留めただけヘッドホンが無造作に入ってます。
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ヘッドホン以外には簡単な説明書きの紙が一枚。
なんと保証書もありません。業務用ですね~。

この梱包は質素でゴミも出ないから好感もてます。
普通の商品も壊れないものならこのくらいシンプルでいいのではないかと思ってみたり。
買って帰るときも荷物にならなくて、軽くて良かったです。

始めに音のチェック用で音楽のリスニングに向かないと書きましたが、慣れてくるとリスニング用にもいいけそうです。
良くなってきました。このカッチリ明快さにはハマってしまうかも。

■聴き比べ
MDR-CD900STを聴いてからBOSEのクワイアットコンフォート2で聴くと、BOSEが演出されたバランスのようで低域強調しすぎで癖っぽい。ボーズサウンドでしょうか、パンチ力はあるので気持ちよさ優先という感じの音に感じます
ソニーのMDR-CD900STはベールが取れてる明快な音。少しきついですが情報量豊かなので厚みもあり。意外に冷めた音でもない。低域は中高域ほど硬くないですね。
ただ騒音を消してしまうボーズのクワイアットコンフォート2は音以外の魅力もありますね。部屋の中でも意外と雑音は多いので静寂という贅沢は音楽聴く以上の価値があるかもしれません。

しかしどちらもクラシックには向かないと思いました。
クラシックをゆったりと聴けるヘッドホンも欲しいと思いつつ、クラシックはヘッドホンじゃ聴きたくないかもしれない。やはり音場が頭のまとわりつくヘッドホン自体がクラシックには向かないかもしれない。

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2008年6月17日 12:55に投稿されたエントリーのページです。

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