« クリエ(PDA)で絵コンテ | メイン | 和式と洋式 »

Quiet Comfort 2

BOSEのクワイアットコンフォート2。
アコースティック・ノイズキャンセリング・ヘッドホンです。
PCがレンダリング中などにかける為に買いました。
殆どレンダリング専用になった古いマシンは音がハンパじゃなく、複数台レンダリングをかけると作業どころじゃない(>_<)絶えられない音量になってきます。
それを消音したかった訳です。

QuietComfort2_09.jpg

感想:
ノイズキャンセル出来るのは低音域がメインなのでCPUファンの高周波音は完全に消せません。
それでも格段に快適♪気にならないほど軽い音になります。
人の声の音域を消してしまうと危険なのでその周波数はカットしない為、ファンの音もその音域だけ聞こえるんようです。
聞こえているけどストレスのたまる音からストレスにならない音に変えてくれる印象でしょうか。

音楽を聴けば音楽以外の雑音は聞こえません。
ノイズキャンセルのおかげで音楽の音量も必要最小限まで絞れるので耳に優しい。
ワイヤを外して消音器としてだけ使っても凄い効果です。
部屋が未体験な静けさ。
これは手放せない一品になります。

QuietComfort01.jpg

音質的にはオープンエア型の方が好きです。
オープンエア型は音の抜けがいいし空間的広がり間も密閉型より有利だと思うんです。
でも全く雑音のない無音空間で聴く事って無いので(PCのファンや冷暖房、外の雑音)音を遮蔽しないオープンエア型だと雑音も一緒に聴いてる。音楽に混ざってしまうので音楽だけ聴くことができないんですが、クワイアットコンフォートだとその雑音をキャンセルした上で音楽が聴けるので、実用上こちらの方がクリアに聞こえます。
静寂の中で音楽だけが鳴っているんですよ。

音質的な特徴だとパンチの効いたBOSEらしい音です。
やや荒削りなところはあって、解像力や繊細さではオーディオテクニカのオープンエアヘッドホンの方に軍配が上がりそう。
原音を余すと来なく忠実に再現はしていないと思います。
純粋に音の再現だとそうなんですが、クワイアットコンフォートは音楽としてはツボを心得ているというのか音楽は聴かせてくれると思います。
メインの機能はノイズキャンセリングで、だからといって音楽再生の手は抜いていなくてチューニングもしっかりやっています。

QuietComfort02.jpg


■-------------------------------■

話が出たついでにオーディオテクニカのヘッドホン。

このヘッドホンはかなり前に買ったもので、持っているヘッドホンでは一番古いです。
型番はATH-AD7
48334_202763435_1small.jpg
オープンエアー型といって全く遮音性はありません。

デザイン的にはアルミのハニカムパンチングメッシュとか、ヘッドの支持部とかメカニカルなところが好き。
48334_202763436_1small.jpg
パッド部分が布でできています。密閉型は合皮が多く夏場はべたべたするので久々に引っ張り出しました。
イヤーパッドは写真では分かりませんがベルベット調でとっても耳当たりがソフトで蒸れないです。

頭の支持が独特な方法で、これが頭頂部の圧迫感も重さも感じさせない優れもの。
調節もいらないのでとっても便利。耳にかかる圧力も軽めです。
48334_202763437_1small.jpg

オープンエアー型は音が外に漏れる上に、外の音も入ってきますが、その構造上、音も開放的な傾向があります。頭の中に音がまとわりつかなく、音場が広いと思います。

音はオープンエアらしく軽く爽やか系な筈なんですけど‥久々に聞いたら印象が違う‥。

ソニーのスタジオモニターヘッドホン(MDR-CD900ST)と比べるとオープンエアなのにこもった感じさえしました。そして周波数レンジも狭いような‥。あくまでも高分解能で有名なMDR-CD900STと比べてで、ボーズのヘッドホンよりは繊細で高解像に感じます。

MDR-CD900STの分離が良い上にエッジが明快でメリハリがある(音のあら探しするようなスタジオモニターなので、心地よく音楽鑑賞を目的のものじゃない)音と比較するとボーズのクワイアットコンフォートはこってりと固まった音に聞こえます‥。
映像と音合わせするならスタジオモニターが一番いいというのも納得しました。

とはいえ
オーディオテクニカATH-AD7の刺激が少なく柔らか(以前は柔らかい印象ではなかったのですが)で上品な音は聴き疲れないし、装着感もいいです。
長時間の音楽鑑賞ならこれがいいかな‥。

About

2004年12月15日 23:15に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「クリエ(PDA)で絵コンテ」です。

次の投稿は「和式と洋式」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。