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人の動きを考える

『人間の優れた運動能力』

人間の運動能力は地球上の生き物の中で飛び抜けていると思う。

速く走るとか跳躍力とか力持ちという意味ではない。
それは弱肉強食の世界を生き抜く野生動物のほうがはるかに優れているだろう。
飼い犬や猫だって言える。猫のほうが高いところに飛び移れるし、飛び降りてもケガはしない。

じゃあ人間の運動能力が何で優れていると思うのか。

それは動きの精巧さ。
特に指。
これほど複雑な動きを自在にできる動物がほかにいるのだろうか?
5本の指を自在にコントロールできる脳の存在があるからだけど、機能と脳とどちらが先なのだろう?
まず機能からじゃないだろうか。それをうまくコントロールするために脳が発達したと思う。違うかな?

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人間は行動力ある身体をもつ知性体だから地球の支配者として振舞える。
地球を知性だけで支配できるものじゃない。
もし頭がよくても植物のように動けなければやはり出来ることは限られる。
頭の中の哲学や学問や野心だけでは物理的な支配は出来ない。

まず移動するための機能を持った身体が必要だ。
人間は二本足で立って歩く。これだけでも動物の中で少数派だろう。それも常時立った状態で行動する。そして立って歩きながら手は別の作業もしてしまう器用極まりない動物だ。

人間は道具を作る。目が見て脳が考え手が道具を作る。その道具を器用に扱うのも手だ。
そんな優れた手につながる腕と肩は柔軟に動き、自分の体のどこでも触れる。体中どこでも手が届く自由な腕を持つ動物も少ないだろう。

手や足の機能を延長するための道具も作り出した。
車や飛行機。それらで地球上の動物の中で最も優れた足や羽根を手に入れた。
どの動物の牙より鋭い剣も武器も作り出した。
どの動物よりも力持ちな機械もある。
どの動物よりも頑丈な鋼鉄やそれを超えた素材の身体も手に入れた。

これらを作り出す発想も根本的に人間が行動する動物だからだろう。
運動能力が低いから補うために道具を作ったのではなく、優れていたからさらに運動能力を人工的にでも進化させようとしたのだろう。

人は見て聞いて触って経験して発達する。
その行動にはどこへでも行ける身体と運動能力があったのだと思う。
脳はこの精巧な身体をコントロールするためにあり、いくら計算の速いコンピューターでもチェスで人間を打ち負かせるコンピューターでもDNAを解析してしまうコンピューターでも人間のような身体を自在にコントロールする能力はないように思える。
もしコンピューターがロボットという体を得て歩けたとしても、ダンスが踊れても、木に登れるようになっても、楽器が弾けるようになっても、絵が描けても、‥微妙なニュアンス。動きにかすかな差異を表現することはまだまだ遙かな差があるように思える。

な~んて真面目そうに書いていこのブログにアップしましたが、あとでキャラについて考える [ think ] ページに載せたいなぁ~なんて考えてます。

顔の表情にもいえますよね。微妙なコントロールで意志を表現するという点では人間の優れた一面を見せている。
考えはまとまっていないんですけどね(^_^;)

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2007年2月 5日 22:00に投稿されたエントリーのページです。

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