2DCG歴
1997年下旬 Painter5 を購入 趣味でぼちぼち描いてました
3DCG歴

1999年上旬

ShadeDebutR3 を購入して直ぐ挫折
PC操作は文章を書くことくらいしかないので
CGソフトの操作法が独学では理解できませんでした。
ちょっと使っただけで放置状態に...。
1999年 9月 「3Dplus」Mayaコース入学

Mayaというソフトはこの時知りました。
学校は社会人向けで、授業期間はほぼ半年。
自分が選んだコースは平日の夜間に授業を受けるものです。
座学が週に1日。Mayaの実習が週に2日だったと思います。

当時40歳
学校に入って授業を受ける前に簡単な説明を受けていたとき
「Alt押しながら」
「??....オルト?」
とキーボード見たまま固まっていると
「パソコン触ったことありますか?」
と聞かれた。
PCを触ったのは初ではないし、見つけたAltキーは押したことがあったので、「ああ、これか..」と、云われてみれば知ってるキーだった....と、その程度にしかPCの知識がなかった訳です。

そんな私が、学校が用意したチュートリアルを元にして自習するようにCGムービーを作ります。 そのムービーができたら授業が開始されるということでした。
授業を受ける前に最低限の操作はできるようになっていて下さい。ということなのでしょう。
そのムービー制作は、授業を受けるのとは違って自分のペースで進めるので提出日は決まっていません。つまり授業開始月も決まっていませんでした。

私は仕事をやめていたので毎日学校に通えます。
学校には常に自習できるPCと教室が用意されていたので朝に一台確保できれば一日中自習に使えます。
学校には午前10時から午後11時過ぎまでいたので、お昼休みを除いて毎日12時間はMayaを触っていました。

密に通っていたおかげか、そんな私でも一ヶ月くらいでその動画ができました。

忘れない内にと、それで得た知識を元に自作のオリジナルムービーを2週間弱で制作。
それが「Little Dog Big John」です。
1999年11月 CGムービー初作品「LittleDogBigJohn」完成
  学校に入る前にある程度は預金を貯めてから無職となっていたので、仕事せず預金を食い減らし学校に通っていました。半年後には預金も心細くなってる筈です。
学校にいる間にCGでちゃんと仕事できるスキルを身につけないといけません。
具体的には人に見せられるCG作品を在校中に完成させるのが目標です。
早速、卒業制作に取りかかり、先ずは人型キャラクター制作から始めました。
1999年12月 初めての人間キャラクターOliviaの制作
  このOliviaというキャラクターが卒業制作の主人公になります。
卒業制作はキャラクターのモデリングを始めた12月になると思いますが、デザインや脚本はそれより前から始めていました。
授業の期間は半年なので2000年3月には全ての授業を終えます。
そこから2ヵ月後が卒業制作の提出期限です。
授業終了後2ヵ月だけで卒業ムービー作品を完成させるのは時間が足りません。
それどころか予定してる内容の作品を完成させるのは12月開始で毎日12時間学校にいても足りなさそうでした。
いつからかははっきり覚えていないのですが学校に泊まり込みで2日に一回自宅に寝に帰るような生活が日常的になっていきます。
作業時間は毎日帰宅していた頃よりは増えて一日15時間くらいにまでなっていたかもしれません。睡眠と食事と風呂と通学に必要な時間以外はMayaを触っていました。学校は平日も土日もやっているので基本的に年中無休で作業できます。
そうして卒業制作の「Olivia Debut」という4分のムービーはやりたいこと全て詰め込んで完成しました。

卒業制作の制作時間は
授業かなく日帰りでは12時間 - 授業がない日が週4日なので週48時間
授業が有り日帰りでは 9時間 - 授業があるのは週3日なので週27時間
計 週に75時間
2日に一度の帰宅で授業無しの日は15時間 - 授業がない日が週4日なので週60時間
2日に一度の帰宅で授業有りの日は12時間 - 授業があるのは週3日なので週36時間
計 週に96時間
授業終了後は2日に一度の帰宅で15時間が週7日なので週105時間
としてみます。
授業を受けながら卒業制作していた16週間の内、
毎日帰っていた週が11週間ならば75時間x11週=825時間
泊まりながらだった週が5週間ならば96時間x5週=480時間
全ての時間を卒業制作に使えた授業終了後は105時間x8週=840時間
825時間+480時間+840時間=2145時間
テクスチャや音の制作や動画編集などMaya以外の時間も含まれますけど、
ざっくり計算ですが、4分のムービーに2145時間。
1秒に約9時間の制作時間ということになりますね。
「Olivia Debut」は後半に1カット60秒という異常に長い顔のショットがありますけど、残りの3分は60カットくらいだと思うので1カットは平均3秒というところです。
モデリングからコンポジットまで含めて1カットあたり2〜3日になります。
確かにそんな感じだったと思います。

半年前まで全くCGの知識がなかったおっさんがCG作品を完成できたのはこの膨大な制作時間を作れたこと、そしてこの在学中にMaya触ってる時間の長さがそのままスキルになっていました。
2000年 5月 同校終了 卒業制作 「Olivia Debut」
1999-2001年 在学中やその前後に
テレビ朝日 D's Garage21 へ応募した静止画や動画が放送されていました
【D's Garage21 放送作品一覧】
2000年 5月 Maya と Photoshop を購入
フリーランスとして3DCGの仕事を始める
2002年 「Olivia Debut」がTBS The DigiCon3 BS-i賞を受賞
2003年下旬 Adobe Video Collection Standard を購入
念願の After Effects ユーザーに
2004年 自主制作ムービー作品「R.S.」始動