写真の焦点深度
3DCGは普通にレンダリングすれば完全なパンフォーカス。焦点深度は無限。
写真でも絞りを絞り込んだパンフォーカスという表現はありますが、実際に全てにピントが合ってる訳ではない。
一見パンフォーカスに見える写真でもピントはどこかの面に合っていて前後はボケている。
上の写真は50mmをF5まで絞って撮ったものなので焦点深度は深く見えます。
けれど原寸画像↓で見るとピントが合っているのはほんの狭い範囲。
https://usms.ws/photo/img4703.htm
トランスの下あたりだけで、その前後は微妙にボケていますよね。
人の目はもっと焦点深度が深いと思いますが、立体視しているので奥行きの把握は圧倒的な差です。
立体視じゃなければ空間を感じるのはやはりフォーカスじゃないかと思ったり。
CGでパンフォーカス的表現でも厳密には全てにフォーカスは必要かもしれない。
ん~。手間を考えると作業としては現実的じゃないですね。
それに3DCGの意図的なボケはこの写真のような、あるかないか判らない微妙なボケ味の表現は難しそう。