SSS(サブサーフェイススキャッタリング)
テスト的に使ってはいますが難解で挫折中
希にやる実験おばここに書いてみます

SSSって肌の中まで透けて見えるようにレンダリングするもの
肌は透けてないじゃん‥いえ、これがかなり奥まで透けてるみたい
耳なんか逆光で見ると透けてますよね






普通のマテリアルとどこが違うのか
その検証おば。

はじめに
Mayaの標準マテリアルで基本的なテクスチャーから
(上から4枚目まではSSSではありません)

先ずは艶無し



次にスペキュラーマップを加えたもの
艶が出ました
これで肌の水分を表現しようというわけですね


更にマテリアルのアンビエントにマップを加える
顔の明るさを調整することで
透明感を出そうと目論むんですね


レイヤーシェーダーを使って
ランプシェーダーを加えます
輪郭線を少し明るくして
産毛を感じさせようとするわけですが‥
なんか粉っぽくなっちゃった(__;)

さてここから本題のSSS
どうでしょうか?
まるで違うじゃん
いきなりお肌の保湿力が増してるんですけど‥




サブサーフェイスのマテリアルは
半透明な層が何重にも重なったような状態を再現してくれます
お肌に近い訳です


肌の表面は殆ど無色なので Overall Color は外部にあるマユや生え際、上塗りする化粧としてアイシャドーや口紅だけはハッキリとした色で、肌色は彩度を落としました。
Overall Colorを使ってますが、表面反射色のテクスチャーはDiffuse Color入れてる人もいると思います。

SSSとしての1層目(FrontColor)にちょっと濃い目の肌のテクスチャを入れてこの色が表面ににじみ出るようにしました。

中間層(MidColor)はオレンジ色ぐらいのちょっとグロい絵。

その奥のBackColorは身体の中を透過する光なので耳だけドロドロな真っ赤。鼻もちょっと色味を入ました。それ以外は透けないので真っ黒です。







結果こんな感じになりました

画像はレイトレースシャドウです。
口紅が肌より上の層にあるのがなんとなく感じられるような気がするようなしないような‥

さてホントに透けてるのか逆光を当ててみました
耳だけしっかり光が透けて赤く滲んでいます

次にファイナルギャザーでレンダリングしました。

かなり変わっちゃうんですね。カメラの背景色も環境光として拾ってしまうみたいなので、暗くしています。

ファイナルギャザーにGI(グローバルイルミネーション)を追加して試してみたしらファイナルギャザーと全く一緒。映り込むものがなければ必要ないのだろうか?光る壁とか背景がないから関係ないのかな‥というかファイナルギャザーって何よ?

ついでに巷で話題?のアンビエントオクルージョンもためしてみまた

わはは、濃くなり過ぎた‥

メンタルレイはまだまだ初心者マーク状態っす。





赤ん坊のモデルにSSSしてみました。

Maya標準レンダラ


メンタルレイSSS

SSSの方がにリアルに見えますけど‥。
赤ん坊の肌っぽくないですね。
なんか汚い。
眉毛も濃くなっちゃった(__;)

現段階ではリアルじゃなくても赤ん坊っぽさというか
(個人的好みなのかな?)
Mayaのレンダリングの方が肌のホワホワした感じが出ているように思えます。

SSSはリアルな表現ができますが、一歩間違えるとグロテスクになりやすいような気がするのは自分の設定未熟なだけです(^_^;‥はい